日立の掃除機CV-PU20を自分で修理した

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日立の掃除機”CV-PU20″が突然動かなくなりました。スイッチONにしても、吸引用モーターはうんともすんとも言わず、全く吸い込まない状態です。ただ、吸口についているパワーブラシだけはなぜか作動します。不思議???

セミリタイア生活開始後、なぜか家電製品の故障相次ぐ

実はセミリタイア開始以降、家電製品の故障が相次いでいます。最初は電子レンジ、続いて炊飯器。そして今度は掃除機です。電子レンジと炊飯器については結局買い替えざるを得ませんでしたが、掃除機も買い替えるしかないか?

保護装置が作動して止まった?

困ったときは先ずは取説ということで、取説を引っ張り出してきてみると、モーターの過熱を防ぐために、保護装置が働いて使えなくなる場合があるとのこと。スイッチを切り電源プラグをコンセントから抜いて5分~60分待つと、保護装置が解除されて再び使えるようになるようです。

掃除機には保護装置なんてものがついてるんですね。初めて知りました。たしかにモーターが加熱して火事になったら大変ではあります。

取説通りやってましょう。5分~60分とはずいぶんと幅がありますが、まあ、こういう場合は最大限待ってみるかということで、待つこと60分。

さて、60分後の結果は…

う~ん。

吸口のパワーブラシは動けども、本体のモーターは全く動く気配なし。これまでの状態と変化ありません。保護装置が原因ではないようです。

では何が原因なのか?モーターが壊れた?ヒューズが飛んだ?それとも回路のどこかが断線した?前日まで何の問題なく使えていたのに…

止まった原因が判明

新しい掃除機を買うのも悔しいし、セミリタイア生活では少しでも出費は押さえたいところ。幸いにもヒマ(だけ?)はそれなりにあるので、何とか自分で修理できないか、ネットで関連情報を探索です。

“掃除機 故障 モーター動かず”など、適当なコトバを入力してネットで検索してみました。そうするとモーターのカーボンブラシなる部品が摩耗し整流子との接触が悪くなって動かなくなることがあり、その場合はカーボンブラシを新しいものに交換すれば良いことが分かりました。

ネット上の情報を頼りに掃除機のカバーを開けモーターからカーボンブラシを取り出してみたところ、確かにカーボンブラシがかなり摩耗しているように見えます。そこでブラシが整流子にしっかりと接触するように、ブラシ部分についているバネを引っ張り伸ばして再度組み付けて、スイッチONしてみました。

…動いた。

普通に使えます

やはりモーターが止まったのはカーボンブラシの摩耗が原因だったのでした。なんとか、原因が分かってよかった。

しかし、これはあくまでも応急措置。ブラシが短くなってしまっているので、すぐにまた使えなくなるでしょう。ちゃんと使うにはカーボンブラシを新しいものに交換しなくてはなりません。

カーボンブラシを交換

再度ネットで調べたところ、我が家の掃除機、CV-PU20のカーボンブラシの型番は、”CV-SJ10 038″であることが分かりました。日立の場合、パーツの入手が容易でカーボンブラシもネットで購入できて大変便利。

日立のパーツを扱っているショップはいくつかありましたが、在庫のあった日立純正部品の ★ ★ ★ パーツ ショップ★を選択。販売価格は税込\1,080(送料別)。CV-PU20だけでなく、他の掃除機用カーボンブラシもいろいろあるようです。

待つこと数日、届いたカーボンブラシと交換して一件落着。よかった、よかった。修理に出したり新しく購入していれば、少なくとも1万円以上は掛かったことでしょう。それに自分で修理すると愛着が湧いて大事に使おうという気になります。これであと数年は使えるかな。

カーボンブラシにはこんな説明書がついてきました。カーボンブラシの交換自体は簡単なのですが、掃除機からモーターを取り外したり取り付けたりがちょっと面倒。またすり減ったカーボンと思われる微細な粉末がモーター周辺にたっぷりと付着しているので作業場所周辺や手が汚れます。予め作業場所には新聞紙等を敷き、薄手の手袋をしてから作業に取り掛かるのが良いかもしれません。

ネット上に情報を提供してくれた方々に感謝です。ネットがなければ、原因を特定し交換パーツを注文して自分で修理することなど出来なかったでしょう。ホントに便利な時代になったものです。

しかし、時間に余裕があるセミリタイア生活でなければ、こんなことやってられなかったでしょうね。

●参考にしたサイト

●モーターの原理を理解したい人には…

●自分で組み立てるサイクロンクリーナーキット!

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