40代で会社を辞めてセミリタイアするまで-1

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社会人になってから、セミリタイアに至るまでの経緯を簡単に記しておきます。

新入社員時代

社会人になると、可処分所得は学生の時の何倍にもなりました。しかし、残業が多いため1日三食ともに外食主体となり、また仕事帰りに上司・同僚と飲むこともしばしば。学生時代には欲しくても買えなかったモノも容易に買えるため、ついついあれこれと買ってしまいます。結局、入ってくる金額にあわせて消費する金額も比例して増えてしまいました。当然ながら、貯金は一向に増えません。

残業や休日出勤、出張で忙しく働き、それなりに稼いでいるはずなのに預金通帳の金額はほとんど増えず、このままでは将来お金に困ることになるのではないかとうすうす感じ始めるようになりました。

それでも、不安を感じるだけで、具体的に行動することはないまま、入社後の数年間は過ぎていきました。

資産運用の開始

30過ぎで結婚し子供が出来ると、仕事が終われば真っすぐに帰宅するようになり、外食や外で飲むことが大幅に減りました。また、家族を持ったことで、人生とお金の関係についても具体的に考え始めるようになり節約意識が芽生えたこともあって、気がつけば銀行口座にはこれまでの人生では見たことのない金額が貯まっていました。あと少しで8桁に届きそうな額です。

その頃、大学時代の友人がIPO投資をやっていて、「IPOはほぼ確実に儲かるから、是非やってみたら」と勧められました。友人はちょくちょく当選して、そのたびに結構な金額を儲けているとのこと。

それまで、株式投資は投資に関する十分な知識を持った人がやるもので、素人が下手に手を出すと大損する可能性が高いと考えていました。しかし、「IPOは当選するのは難しいけど当選さえすれば、ほぼ自動的に儲かる」と友人は言います。

銀行の預金金利が低い中で、このまま銀行に置いていても有効に活用出来ないのではないかという気もしてきます。そこで、自分もいくつかの証券会社に口座を開設してみました。早速、IPOに申し込みますが、いくら申し込んでも全然当たりません。IPOがブーム化して、当選確率はかなり低下していたようです。うまい話にはみんな飛びつくものです。

友人は自分名義の口座を開設するだけでは足りず、家族や親戚にも頼んで彼らの口座も開設し、そこからも申し込んで当選確率を上げていたようですが、私はそこまでやる気にはなりませんでした。結局、何度申し込んでも全く当選しないので、IPOへの興味は薄れてしまいましたが、口座にはIPO応募用にまとまった金額を入金しています。

その頃、株式市場は上昇傾向が続いていたので、試しに口座にある金額で買える個別株を購入することにしました。株価の上昇が続いている今なら、素人でも簡単に儲けられるだろうと考えたのです。

最初に買ったのは電力株で、最低単元の100株。電力会社は業績も株価も安定していて、配当利回りもそこそこなので、ちょっと金利が良い定期預金くらいのつもりでした。確か、2006年3月。当時は、株式投資や資産運用については、殆ど知識がなく、株式投資=個別株式への投資であり、インデックス投資とかETFなんてコトバさえ知りませんでした。

電力株を購入してから、株式市場全体の上昇トレンドにのって、含み益は増加していきます。そこで調子に乗って、他の株式もいくつか購入してみました。このまま株価は上昇して、資産も順調に増加していくような気がしていました。

”40代で会社を辞めてセミリタイアするまで-2” へつづく

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