退職金のペイオフ対策としてソニー銀行で定期預金、優遇プログラムClub Sを獲得

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退職金の入金で、給与振込口座の残高が一時的にペイオフ上限額を超えたため、その対策を検討していました。

ペイオフ対策の一つとして、個人向け国債を購入したことは以下の記事の通りです。

関連記事:SMBC日興証券で個人向け国債(変動10年)を500万円購入して、15,000円キャッシュバック

それに加えて、ソニー銀行に資金を移動して定期預金をすることにしました。そこそこ定期預金金利が高く、また口座残高が一定の基準を上回ると優遇プログラムの「Club S」のステージを獲得できるというのが理由です。

Club Sのステージを獲得すると、「Sony Bank WALLET(VISAデビット機能付きのキャッシュカード)」のキャッシュバック率が上乗せされるほか、振込手数料の無料回数が増えます。

ソニー銀行の優遇プログラム「Club S」

最近、残高確認のために久しぶりにソニー銀行にログインしてみたら、「Club S」という優遇プログラムがあることに気が付きました(今年2017年2月から適用開始していたようです)。

以下、Club Sの優遇特典と獲得条件を整理しました。

詳細については下記のソニー銀行ウェブサイトを参照ください。

参考:優遇プログラムClub S ソニー銀行

Club Sとは?

ステージによって振込手数料が無料となる回数が増えたり、「Sony Bank WALLET」のキャッシュバック率が上乗せされます。

ステージは、プラチナ、ゴールド、シルバーの3段階(下表参照)。

Sony Bank WALLETをよく利用する人にとっては、キャッシュバック率が上乗せされるのは魅力的。振込手数料の月あたり無料回数は、Sony Bank WALLETの有無でも変わるのですね。

Club Sの優遇特典

ステージなし シルバー ゴールド プラチナ
Sony Bank WALLET 
キャッシュバック率
0.5% 1.0%
(0.5%上乗せ)
1.5%
(1.0%上乗せ)
2.0%
(1.5%上乗せ)
Sony Bank WALLET 
海外ATM利用料無料回数(*)
0回(216円/回) 月1回 月3回 月5回
振込手数料
(216円(税込)/回)
無料回数
Sony Bank WALLET 
あり
月2回 月4回 月6回 月11回
Sony Bank WALLET 
なし
月1回 月3回 月5回 月10回
ATM利用手数料
無料回数
セブン銀行
イオン銀行
何度でも無料
その他提携ATM 月4回まで無料、5回目より108円(税込)/回 何度でも無料
為替コスト 米ドル15銭
豪ドル45銭など
(優遇なし)
米ドル12銭
豪ドル40銭など
米ドル10銭
豪ドル35銭など
米ドル8銭
豪ドル30銭など
外貨定期預金金利 優遇なし 米ドル+0.01%
豪ドル+0.03%など
米ドル+0.02%
豪ドル+0.06%など
米ドル+0.03%
豪ドル+0.09%など
仕向け外貨送金手数料 (3,000円/回)
無料回数

※送金依頼人負担を選択された場合、別途支払銀行手数料3,000円/回がかかります。

0回 月1回 月3回

(*)Sony Bank WALLET 海外ATM利用料は、無料回数分をご利用月の翌月に円普通預金にキャッシュバックいたします。また、海外ATM手数料は、引きだす通貨・口座によって異なりますので、詳細は優遇特典詳細「Sony Bank WALLET 海外ATM利用料の優遇」をご確認ください。

ステージ獲得条件

各ステージの獲得条件は以下の通り。

シルバー ゴールド プラチナ
以下のいずれかで判定
1.月末の総残高(*1) 300万円以上
2.外貨預金の積立購入  月間合計額5万円以上
3.「投資信託 積み立てプラン」 月間合計額5万円以上
月末の

外貨預金残高(*2)
+投資信託残高(*3)
=500万円以上1000万円未満

月末の

外貨預金残高(*2)
+投資信託残高(*3)
=1,000万円以上

月末時点の口座残高で判断され、基準を満たすとその翌々月の1ヶ月間優遇特典が利用可能

ランクアップ条件

さらに、以下いずれかを満たすと1ランクアップ。2つとも満たす場合は2ランクアップされます。

  1. 住宅ローン残高(*4があれば最長5年間、ランクアップ
  2. 外国為替証拠金取引(FX) 月間取引枚数1,000枚以上(*5でランクアップ
  • (*1)総残高:円普通預金、円定期預金、円定期plus+ 、為替リンク預金(円スタート型)、外貨預金(*2)、投資信託(*3)の残高合計額
  • (*2)外貨預金残高:外貨普通預金(積立購入を含む)、外貨定期預金、為替リンク預金(外貨スタート型)の残高合計額
  • (*3)投資信託残高:投資信託(円建て)、投資信託(外貨建て)の円換算額の残高合計額
  • (*4)住宅ローンを完済した場合は、完済月の判定分からランクアップの対象外となります。住宅ローンを追加契約いただいた場合は、その月の判定分から最長5年間のランクアップとなり、ランクアップ期間が延長されます。
  • (*5)外国為替証拠金取引(FX)の最低売買単位である1万通貨を1枚として計算します。

ペイオフ対策も兼ねた定期預金でシルバー条件をクリア

ソニー銀行には既に定期預金の残高があるので、あと少し口座残高を増やせば、Club Sのシルバーステージ条件である「総残高300万円以上」をクリア出来そうです。

ソニー銀行の定期預金の金利は0.15%

ソニー銀行の1年間の定期預金の金利は0.15%。メガバンクやゆうちょ銀行の0.01%よりはずっとマシですが、住信SBIネット銀行の0.2%には負けています(2017年7月28日現在)。

ただ、住信SBIネット銀行にはSBIハイブリッド預金という形で、株価暴落時用の投下資金をスタンバイさせているので、ペイオフを考慮すると残高をこれ以上は増やしたくはないところです。

そこで、ソニー銀行にも少し資金を移動して定期預金をすることにしました。

これでClub Sのシルバーステージ獲得条件をクリアできます。具体的には、今月7月末の総残高でシルバーステージと判定され、その翌々月つまり9月から優遇特典が利用出来るということになりますね。

Sony Bank WALLETはポイント還元ではなく、現金でのキャッシュバックというのが良い

また、上述のようにClub Sの優遇特典を有効に利用するためには、Sony Bank WALLETが不可欠のようなので、この機会にキャッシュカードをSony Bank WALLET(VISAデビット機能付きのキャッシュカード)に切り替えることにしました。

参考:Sony Bank WALLET ソニー銀行

シルバーステージの場合、デビットカードで支払えば、1.0%のキャッシュバック。クレジットカードでもポイント還元率1.0%やそれを超えるものはいくつかあるので、それらに比べれば、必ずしもお得という訳ではありませんが、ポイントでの還元ではなく、現金で還元されるキャッシュバックという点が高く評価できるところです(キャッシュバック金額の上限が20万円/月に設定されていますが、通常の使い方で超えることは考えられません)。

ポイント還元の場合は、ある程度ポイントがまとまってからでないと使えないし、ポイントには利用期限があるので、失効したりすることもあります。そうすると見掛けの還元率が高くてもそれを有効に使うことが出来なくなってしまいます。現金還元のキャッシュバックならそんなことはありません。

ちなみに、住信SBIネット銀行もVISAデビット機能付きキャッシュカードを発行していますが、こちらはキャッシュバックではなくポイント還元で0.6%。

参考:VISAデビット付キャッシュカード-商品概要 住信SBIネット銀行

また、他にもデビットカードを扱っている銀行は多いようですが、現時点ではソニー銀行のSony Bank WALLETが一番良さそうです。理由は以下の2点。

  1. ポイント還元ではなく現金キャッシュバック
  2. 還元率が高い(Club Sを利用できれば更に上乗せ)

最近はSUICAの普及で現金を使う頻度が減りつつありますが、さらにVISAデビットも利用して現金は極力使わない方向で行きたいと思います。