お金が理由で早期リタイア出来ない会社員はインデックス投資がおすすめ

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先日の記事(「会社員を辞めようと考えたのに、すぐには辞められなかった理由」)で、会社員を辞められなかった理由を挙げました。理由はもちろん人それぞれでしょうけど、私と同じように辞めたいと考えていても、なかなか辞められない人もいるでしょうね。

会社員を辞められない理由

もし、会社員を辞めた後の社会的立場や生き甲斐をどうするのかということで悩んでいるのならば、自分で納得がいくまでよく考えるしかないでしょう。むしろ、あまりそういうことでくよくよと悩むようなタイプの人はリタイアするとたぶん後悔するので、辞めないで定年まで勤めた方が良いのではないかとも思います。

あるいは、今の会社が合わないだけで雇われ仕事そのものに違和感を感じていないのならば、リタイアではなく転職を検討する方が良いかもしれません。

お金だけが理由で会社員を辞められない場合

一方、お金だけが理由で早期リタイア出来ないのならば、必要なお金を作るしかない訳です。やるべきことは単純です。悩んでいる場合ではないし、悩んでいるうちに定年になってしまいます。ただ、当然のことですが、問題はお金をどうやって作るのかということですね。

まずは浪費しないことが前提。限度枠一杯の住宅ローンを組んだり、何百万もする自動車を2、3年で乗り換えたり、年に1回は必ず家族全員で豪華な海外旅行をしたりということでは、よほどの高給取り以外は大した貯金さえも出来ないかもしれません。

そのまま消費生活を大いに楽しみつつ会社員を続けてくださいということになります。定年まで会社にいれば退職金も満額もらえるでしょうし。

ただ節約だけではお金を貯めるのに時間が掛かります。さらに早期リタイアまでの期間を短縮しようとすると、節約に加えて副収入を得ることが必要となります。

副業をやるのか、それとも資産運用で増やすのか。どちらもやることが出来れば、より期間が短縮されるので、時間的に余裕のある会社員ならそれを目指すべきでしょう。

忙しい会社員にはインデックス投資がおすすめ

しかし、忙しい会社員の場合、副業に割ける時間はほとんどありませんから、そうなると資産運用一択ということになります。

そして、忙しい会社員が資産運用をやるなら、やはりインデックス投資でしょう。定期的に購入するだけで当分売ることは考えず、あとはほったらかしたままで良いというインデックス投資は可処分時間の少ない人には最適の投資です。未だの人は今すぐに始めた方が良いと思います。時は金なり。

個別株投資の場合、投資金額がだんだん大きくなってくると、勤務時間中にも株価が気になって仕事どころではなくなる可能性が高くなります。

仮に東日本大震災時の東京電力や今の東芝に多額の投資をしているとしたなら、その時の感情の乱れは容易に想像できると思います。さらに倒産してしまえば、株式の価値はゼロ。スマホでyahoo!ファイナンスをしょっちゅうチェックしているようでは、本業の収入も危うくなるかもしれませんよ。

もちろん、インデックス投資であっても、リーマンショック級の暴落があれば資産は大幅に減るでしょうけど気にすることはありません。そういう時こそむしろ安売りの好機と考えて、可能ならばさらに追加資金の投入すら検討すべきでしょう。

個別株と違ってインデックス投資で価値がゼロになることはありえないし、長くても数年も待てば相場は回復しているでしょう。その時、暴落時の追加投入分は大きなリターンを生んでくれることになります。

まあ、インデックス投資の大前提として、そういう暴落時の塩漬け状態にも耐えられるだけの投資金額に限定しておくという必要はありますね。場合によっては、暴落後数年間は含み損状態を耐え抜く必要があるかもしれません。

塩漬け状態に耐えられず底値で売り飛ばしてしまうような事態に陥ることになれば、リタイア期間短縮どころの話では無くなります。

個別株投資はセミリタイア後の娯楽に最適、ただしやりすぎは危険かも

本格的に個別株投資をやりたければ、セミリタイアすればいくらでも時間はありますので、それからでも遅くはありません。ブログ運営もそうですが個別株投資も、時間を掛けようと思えば、いくらでも掛けられるので、セミリタイア後の娯楽には最適だなと思います。ボケ防止にも良いでしょう。

ただ、面白いからと言って素人がリスクを取りすぎるとセミリタイア生活自体が成り立たなくなる恐れもあるので、ほどほどにした方が良さそうです。

やはり私のような素人はインデックス投資を主体にして、個別株投資はあくまで趣味・娯楽程度にとどめておくのが良いのかもしれません。

<インデックス投資を始めてみたいが、ちょっと不安という方へのおすすめ書籍>

インデックス投資の古典にして必読書、暴落時の精神安定剤として気弱な貴方の必携書。

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