もし新社会人の頃に戻ったとしたら、どんな資産運用をするか?

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社会人になってからセミリタイアするまでの経緯は、これまでの記事に書いた通りです。

参考記事:40代で会社を辞めてセミリタイアするまで-1

現在、セミリタイア生活を送ることが出来ているのはインデックス投資のおかげと考えていますが、インデックス投資にたどり着くまでに少々回り道をしたのも確かです。

タイトルの通り、今もし新社会人の頃に戻れたとしたら(いまさら戻りたいという訳ではありませんが)、どんな資産運用をするのか考えてみました。

もしやり直したとしたら、もっと効率的に資産形成を行い、セミリタイア生活の開始を早めることが出来たかもしれない、あるいは同じ運用期間なら今よりももっと大きな資産を築くことが出来ていたかもな、というちょっとした妄想でもあります。

【妄想】もし新社会人に戻るなら、こんな資産運用をやってみたい

1. ネット証券口座の開設

新社会人になったら、すぐにネット証券に口座を開設します。

とりあえずは口座がなければ話は始まりません。SBI証券か楽天証券が無難でしょうね。

実際に私が口座を開設したのは社会人になって既に10数年も過ぎた頃。

いやあ、今思えば遅すぎました。失った時間を取り戻すことは出来ません。

2. 給与から天引きで、毎月の積立投資を開始

ネット証券の口座を開設すると同時に、給与を原資に株式インデックスファンドの毎月自動積立投資を開始します。まずはNISA口座を利用。

投資額はとりあえず月6万円程度とし、配分は日本株(TOPIX)へ40%(24,000円)、先進国株(MSCI KOKUSAIインデックス)へ60%(36,000円)。給与の残額は生活防衛資金として、定期預金口座へ入金。

給与が増えた場合、可能な限りその分そのまま投資額を増額します。NISAの限度額を超えた場合は、源泉徴収ありの特定口座を利用。

具体的な投資先としては、今ならニッセイインデックスファンドシリーズが信託報酬が安くて良いでしょうか。あるいは、たわらノーロードシリーズも良さそう。

インデックスファンドの信託報酬、実質コストは以下のサイトが大変参考になりますね。

参考記事:低コストインデックスファンドの実質コスト完全比較 (2017年2月更新):インデックス投資日記@川崎

3. まず2年分の生活防衛資金を貯める

給与のうち毎月積立投資を差し引いた残額とボーナスは、生活防衛資金として定期預金口座へ入金。

口座残高が2年分の生活費に相当する額になったら、定期預金口座への入金は停止します。

4. ボーナスも全額株式投資

その後のボーナスは全額を株式インデックスファンド、あるいはETFの購入にあてましょう。

ETFなら、やはり全世界の投資可能な市場時価総額の98%以上をカバーしているVT(バンガード・トータル・ワールド・ストックETF)でしょうか。

しかし、これだけだと少々面白味がないので、スパイスとして個別株も少し買ってみましょうか。少しくらいなら、投資成績には大きな影響はないでしょうから。

そして、こんな感じで、新社会人の頃から資産運用を続けていたとしたら、今頃は?

5. そして投資開始から20数年後の資産額は?

運用益も考慮するなら、今よりも3,000万から4,000万円くらいは資産額がプラスになっていたのではないかと思われます。時は金なり。

まあ、これこそ絵に描いた餅ですね。画餅。

実際は、就職後7、8年は貯金さえも殆どなく、株式投資を開始したのは更にその数年後でした。

しかし、その頃に友人にIPO投資を勧められていなかったら、株式投資すら始めていなかった可能性が高いでしょう。その場合はセミリタイアなんてことは考えることも出来なかったはずで、定年まで会社員で居続けたことでしょうね。

梅雨も明けて暑いせいか、しょうもないことを妄想してしまいました。